更新日:2026年10月16日
ハローワークのパンフレット「職務経歴書の作り方」では、職務経歴書はA4縦1〜2枚程度で、「標題」「日付」「氏名」「職務経歴」を必ず書き、応募先企業に応じて内容を変えることを勧めています。
ITエンジニアの場合は、職務内容に使った技術を書き添え、実績はできるだけ数字で示しましょう。応募先ごとに一から作るのは大変なので、経歴と実績をすべて書き出した「マスターシート」を作っておき、そこから選んで組み立てると効率的です。
ハローワークが示す職務経歴書の基本
| 項目 | ハローワーク「職務経歴書の作り方」の内容 |
|---|---|
| 分量 | A4縦1〜2枚程度。開発担当プロジェクト一覧などを別紙で付ける場合は、若干増えてもよい |
| 必須の項目 | 標題、日付、氏名、職務経歴 |
| そのほかの項目 | 取得資格、パソコンスキル、活かせる能力、自己PR、志望動機などから3〜6項目程度 |
| 職務内容 | 仕事の具体的な内容、責任の範囲など。使用機器・技術などの付記も可 |
| 実績 | 可能であれば成果指標の数値を記載 |
| 退職理由 | 簡単に記載。前の会社の批判は厳禁 |
出典: 厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書の作り方」(ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」)
ITエンジニアが書いておきたい3つのこと
1. 実績は数字で書く
「業務改善に貢献した」より「作業時間を月20時間削減した」のように、数字を使うと伝わりやすくなります。数字にできる実績がない場合も、案件の規模(チームの人数・期間)や担当範囲を書くと具体的になります。
2. 使った技術を書き添える
担当した業務だけでなく、使った言語・フレームワーク・ツール・クラウドなどを書き添えましょう。ハローワークのパンフレットでも、職務内容に使用機器や技術を付記してよいとしています。応募先の求人票に書かれた技術と重なるものは、目に入りやすい位置に書くと伝わりやすくなります。
3. 書き方のスタイルを選ぶ
| スタイル | 書き方 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 編年体式 | 古い経歴から順に書く | 迷ったとき(ハローワークの基本) |
| 逆編年体式 | 新しい経歴から順に書く | 直近の仕事を先に伝えたいとき |
| キャリア式 | 職務の種類ごとにまとめる | 案件や職務が多いとき。時系列が分かりにくくなるため「略歴」を付ける |
ハローワークは、わからないときは編年体式にするとしています。担当した案件が多いITエンジニアは、プロジェクトごとにまとめるキャリア式や、直近の仕事を先に書く逆編年体式も選択肢です。
応募先ごとに組み立て直す
ハローワークのパンフレットでは、職務経歴書は応募先企業が知りたいことに応じて書くもので、同じ内容を複数の応募先に使い回すことは適当でないとしています。
- マスターシートを作る:これまでの経歴・担当した案件・使った技術・実績をすべて書き出す
- 応募先が求めることを調べる:求人票や企業のホームページで、求める経験や技術を確かめる
- マスターシートから選んで組み立てる:応募先が求めることに近い経験を、前に出す
面接では、職務経歴書の内容にもとづいて質問されることが多いため、提出したもののコピーを取っておきましょう。面接での話し方は「IT転職の面接でよく聞かれる質問と答え方」で解説しています。
早めに整えておく理由
職務経歴書ができていないと、よい求人に出会ってもすぐに応募できません。厚生労働省の「令和7年転職者実態調査」では、直前の勤め先が情報通信業で在職中に転職活動を始めた人のうち、離職の「3か月以上6か月未満」前に始めた人がもっとも多くなっていました(30.7%)。在職中の限られた時間で動くためにも、活動を始める前に整えておきましょう。準備全体は「動き出す前にやっておく3つの準備」で解説しています。
よくある質問
Q. 職務経歴書は、どれくらいの長さにすればいいですか?
A. ハローワークのパンフレットでは、A4縦1〜2枚程度としています。開発を担当したプロジェクトの一覧などを別紙で付ける場合は、若干増えても差し支えないとしています。
Q. 実績を数字で表せない場合は、どうすればいいですか?
A. 案件の規模(チームの人数・期間)や担当範囲、使った技術など、具体的に書ける情報を加えましょう。ハローワークも、実績は「可能であれば」数値で書くとしています。
Q. 応募先ごとに作り変えるべきですか?
A. ハローワークは、応募先に応じて書くことを勧めています。すべての経歴を書き出したマスターシートを作っておき、応募先が求める経験に近いものを選んで組み立てると効率的です。
まとめ
- ハローワークの基本はA4縦1〜2枚程度、必須は標題・日付・氏名・職務経歴
- ITエンジニアは、使った技術を書き添え、実績はできるだけ数字で示す
- スタイルは編年体式・逆編年体式・キャリア式から選ぶ。迷ったら編年体式
- 応募先ごとに、マスターシートから選んで組み立て直す
応募を始める前に、職務経歴書をこの基本にそって見直してみてください。
出典:
- 厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書の作り方」
- 厚生労働省「令和7年転職者実態調査」(2026年9月25日公表)個人調査 第26表(e-Stat)
職務経歴書は、どれくらいの長さにすればいいですか?
ハローワークのパンフレットでは、A4縦1〜2枚程度としています。開発を担当したプロジェクトの一覧などを別紙で付ける場合は、若干増えても差し支えないとしています。
実績を数字で表せない場合は、どうすればいいですか?
案件の規模(チームの人数・期間)や担当範囲、使った技術など、具体的に書ける情報を加えましょう。ハローワークも、実績は「可能であれば」数値で書くとしています。
応募先ごとに作り変えるべきですか?
ハローワークは、応募先に応じて書くことを勧めています。すべての経歴を書き出したマスターシートを作っておき、応募先が求める経験に近いものを選んで組み立てると効率的です。